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コンサルタント/筥崎のまちづくりの場合
筥崎のまちづくりを行っている中で、代表的な「筥崎公会堂」を取り上げます。「筥崎公会堂」とは、NPO法人 筥崎まちづくり放談会とその代表、今里滋前九大教授が立ち上げた、日本初の民設公共スペース。地域のまちづくり活動の拠点として、通常はカフェとして営業し、営利と非営利とを結ぶ実験空間として、2001年10月にオープンしました。
 この場所は、箱崎商店街にあったスーパー跡地を巡って、筥崎まちづくり放談会と斎藤政雄建築事務所が「分譲マンションの1階をレストランとし、敷地内にパサージュを設ける」提案をしました。ダイア建設の協力で、実現しました。今では地元紙に度々取り上げられる程の人気を誇っています。
公会堂はUNDERCONSTRUCTIONです。
公会堂は、その建設過程から、ボランティアに支えられました。九州大学、九州芸術工科大学の学生、放談会のメンバー、みんなボランティアで頑張りました。照明、看板、デッキ、テント、机にシェルフ、みんなそのボランティア精神に共鳴し、特別な価格で提供してくれました。運営も大部分はボランティアによって支えられています。

公会堂は発表の場です。
九州大学出口研究室が、福岡県にある久山町の調査、並びに模型製作の成果を公会堂で発表してくれました。CCDカメラを使って、人の目線での映像を、公会堂自慢の液晶プロジェクターを使って壁に投影しました。ただテレビや映画を観るだけではなく、こんな使い方もあるのか、と可能性の広がりを感じます。2002年6月のワールドカップ、2003年9月の福岡ダイエー・リーグ優勝の瞬間をこの大画面に迫力の映像が写し出され、大いに盛り上がりました。また、演劇や演奏会にも使われ、公会堂はおもしろく展開しています。

公会堂とカフェはこんな感じ。
丸く浮かんだ柔らかい光に誘われて、夜な夜な人で溢れかえっています。天気の夜は折戸を全開にして、夜風に当たりながら、大人気のハヤシオムライスやショウガ焼きを楽しんだり、もちろん珈琲やアルコールも楽しめ、コミュニケーションが拡がっています。

公会堂のコミュニティーは自立しています。
九州大学という長い歴史を持った大学を持つ箱崎。3月には世界に羽ばたく彼等を、筥崎公会堂はジャズの演奏と振る舞い酒で送りだしました。地域に根ざしたこういったイベントも、九州大学の移転によって、一体どうなってしまうのでしょうか。これからの課題です。

公会堂は外部と積極的に交流しています。
山口県阿武町、大分県大山町、豊かな農産資源を持つこれらの農村と、積極的に交流し、都市と農村、相互の活性化を図っています。写真は阿武町の方々が、わらじづくりを教えてくれているところです。テラスの使い方も、様々です。


シティ情報ふくおか No.561

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