ハコザキのまちづくりについて
建築外ロン(建築概論)


その昔、太古の時代、人間が言葉を持たない頃、
生まれて死ぬまでどのように時を過ごしたのだろうか?
自然との共生、生きるための食料採取、捕獲、生殖行為、
ただそれだけに時間を消費し、一生を終えたのだろう。
人間が増え続け、人間は皆が生きのびるために、
言葉を持ち、文明を発達させ、社会制度を確立してきた。
生まれてから死ぬまでの過ごし方に、広がりができた。
人間には変えることができない寿命と宿命があるという。
また、変えることができる運命も同時についている。
夢を見ることはできるが、確実な将来を予言することはできない。
ただ一つ、確実に云えることは、生まれたら、死ぬということだけだ。
生まれてから死ぬまでの間、どのように時間を消費するかは、
人各々に自由だが、社会制度に大きく左右される。
さて、私自身、近頃一年間が瞬く間に過ぎて行く。
時間を消費することか、消費せざるを得ないことが沢山あるのか、
気がつくと、一年間という時間が過ぎている。
これは、退屈していないということで、感謝すべきことなのだろう。
私は思う、死ぬために生きているとすれば、
死ぬまでに一体何ができるのだろうか、と。
どのような生き方をして、時を過ごすのだろうか、と。
私は、積極的に寿命を消費したい。
私は偶然にも、この人間世界で建築家として生きている。
果たして生きている間に、
建築家としてできることとは、どれほどのことだろうか・・・?